Lepo Arts は、現在準備中です。

ムカイヤマ 達也
Mukaiyama Tatsuya

美術家。
2009,2010,2012 「トーキョーワンダーウォール美術賞展」,東京都現代美術館
2009 「アートフェア東京」,東京国際フォーラム
2013 「損保ジャパン美術賞展」,損保ジャパン東郷青児美術館
2017 「Double Line」, Neon Gallery,ポーランド
2018 「Limited Vision PL Edition」,National Forum of Music Wroclaw,ポーランド
2023 「シンビズム5」,志賀高原ロマン美術館,長野

アーティストステイトメント

「自分固有の経験とは何か?」を考察する時に、美術は有効な体験を与えてくれる。それが美術を”作る”体験にせよ”見る”体験にせよ。

つまり、人の選択はその人の自由意志による選択なのか、それとも“隠れたカリキュラム”のように社会が暗に強制してきた規定などによって選ばされた結果の選択なのか、それらを知りたいと思った時、その時代の美術への接触が役に立つ。

僕が現代美術のメディア(特に絵画の制度)を用いて考え直したいと努めていることは、まさに現代における「個人の固有の経験」と「社会の制度」の関係。絵の具の筆致が持つ身体性、作家の制御を超えてくる絵の具が“混ざる”という現象、絵画の持つ枠のシステム、絵画の虚構性、作家という作品内権力が決めるコンセプトという名の規則、等々を活用した作品装置を提示する。